よくある相談の中から抜粋してご紹介するコーナー。乳がんケア専門のリプロ編「Q&A」です。
リンパは身体のあちこちにありますね。
首とか脇とか、足のつけ根・・・リプロの商品には脇のリンパに関係したものがいくつかあります。「レスト」前開き肌着です。
ふつうの衣服よりも5cmくらい脇繰りが下がっていて「なぜですか?」って良く質問されるかと思いきや、そうでもありません。
入院前にからどんな肌着が良いかなんて考えること、ほとんどないですしね。
乳がんではたいへん多くの場合、センチネルリンパ生検かリンパ切除が行われます。すると脇のリンパ管を流れていたリンパ液が一時的に行き場を失い溜まってきます。
入院中はこの溜まったリンパ液をドレン管という管をさして排液しますが、50ccくらいになったらドレン管も取れて退院も近くなる目安ですね。
リプロの経験ではリンパ切除数が多いと溜まり方も多いようです。そしてリンパ液が溜まると腫れてきます。そこがフツーの脇繰りがあたる位置になります。
初めて感じる腕のつけ根から脇にかけての痛いというか圧迫感というか、を感じて、もっと深く下がった脇はないの?と探してリプロにたどり着くのですね。
でも必ず前開き肌着が必要というわけでもありません。
キズはテーピングされてて安心だし、入院着やパジャマを直に着る方もたくさんいます。直に着ている衣服が摩擦で不快感あるならブカブカしすぎないシャツで済ませるのもOKです。
だた、脇のキズでツッパリ感や痛みも多少あって皮膚が引っ張られます。かぶり物はちょっとツライですね。
前開き肌着はオペ後2~3か月間の保護目的で使用し、その後は今までのブラジャーとリプロバランスパッドで身体も気持ちも姿勢もシャキッと、仕事も家事もスポーツも変わることなく出来るようになりますよ。
専用商品がかならずしも要るわけではありませんが、痛みや不快感で一日中気になるのは心が休まりません。安心して退院後の生活が出来ないと思われるならぜひご相談ください。
レストはM~3Lサイズまでご提供しています。退院後の早期にはポケットにリプロバランスパッドを入れて保護補整することが出来ます。ぜひご利用ください。